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にほん酒はじめ(連載)

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酒ジャーナリスト 葉石 かおり

日本酒をピザにしゃぶしゃぶに!日本酒でもっとおいしく!

皆さんは古くなった日本酒をどう活用していますか? 私は料理に入れる調味料として、バンバン使っています。

 こう話すと「えっ、日本酒って賞味期限があるんじゃないの? 開栓して、少したった日本酒を使って大丈夫?」と聞かれます。はい、大丈夫です。日本酒に賞味期限はありませんから(直射日光が当たる場所や高温多湿の場所に放置するなど、保存状態が悪く、腐敗臭がしているものは除く)。

 古来、日本では煮物などに日本酒を調味料として加えてきましたが、これにはきちんと理由があります。日本酒には旨味成分であるアミノ酸が多く含まれており、その量は実に白ワインの10倍と言われています。ホンの少し料理に加えるだけで、おいしさが倍増するのは豊富なアミノ酸のおかげだったのです。

 とはいえ、煮物に使うのは当たり前。目新しさがありませんよね。そこで今の時代にあった日本酒の活用法をお伝えしたいと思います。

・インスタントラーメンに入れる

 インスタントラーメン、インスタント焼きそばなどにティースプーン1杯分を加えると、独特の油臭さが緩和し、グッとおいしくなります。特にカップラーメンは顕著に味の違いがわかりますよ。

・しゃぶしゃぶなど鍋のだしに加える

 しゃぶしゃぶのだしに日本酒をたっぷり加えると、肉の臭みが緩和すると同時に、旨味がアップします。我が家の場合、水と日本酒を1:4の割合にし、しっかり煮立ててからだしパックを加え、しゃぶしゃぶのだしとして使っています。野菜や肉がおいしくなるだけでなく、しめのうどんやおじやの味までランクアップします。ちょっと欲張りですが、まずうどんを食べて、翌朝、おじやにすると2度楽しむことができます。

・炒飯に入れる

 炒飯を作る際、ご飯を加えてから、大さじ1杯分の日本酒を鍋肌から加えると、ご飯がふっくら&パラっと仕上がります。

・パスタに加える

 パスタソースを作る際、白ワインを加えることが多いですが、もちろん日本酒でもOK。我が家ではミートソースの隠し味に、日本酒と赤味噌を加えます。どちらも日本酒と味噌はいずれもアミノ酸たっぷりの発酵食品。アミノ酸のダブル効果によって、旨味も倍増します。忙しくて、時短したい時は、市販のミートソースに日本酒を大さじ1杯分入れるだけ。

・ステーキ、ハンバーグ、餃子の仕上げに

 ステーキを焼く際、よく赤ワインを加えることがありますが、我が家では断然日本酒派です。大さじ1杯分で、お肉がふっくらと仕上がります。餃子、ハンバーグを蒸し焼きにする際、水の代わりに日本酒を加えても。

・醤油に加える(刺身や寿司を食べる際)

 刺身や寿司を食べる際、醤油にティースプーン1杯の日本酒をプラス。醤油の鋭角さがなくなって、魚のおいしさがダイレクトに伝わります。白身魚のような淡泊な魚はより違いが出ますよ。

・ピザにかける

 意外かもしれませんが、チーズたっぷりのピザと日本酒も好相性。Mサイズ程度のピザ全体に日本酒をティースプーン1~2杯かけてみてください。日本酒が香る大人のピザに。ピザの場合は少し甘めの日本酒がより相性がいいようです。

 いかがですか?

 ホンのわずかな例ですが、日本酒は料理のジャンルを問わず、あれこれ多用できるんです。「洋風の料理だからワイン」と考えず、日本酒をどんどん利用してみましょう。我が家は料理用ワインは常備しておらず、全て日本酒で代用しています。「あ、やっぱりワインにしておけばよかった」ということは一度もなく、新しい発見もあってプラスのことばかりですよ。

 冷蔵庫の片隅に飲み残しの日本酒があったら、ぜひトライしてみてください。日本酒の魅力を再発見できるはずです。


<Information>
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